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第3回 貝塚人工島 53 PickUp! in 大阪湾 2008 開催リポート
報告:萱間 修

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第3回 貝塚人工島 53 PickUp! in 大阪湾 2008 開催リポート
報告:萱間 修

 今年で3年目の大阪湾53ピックアップは、今までやってきた中で
最も手強いエリアである「貝塚〜泉佐野地区」を重点清掃地区として
実施することとし、2ヶ月前から募集をかけてきましたが、
皆さんなかなか予定が決まらず、10日前で参加申込数が60人と
かなり厳しい状況でした。
場合によっては地域を絞らなければならないと覚悟し、当日を迎えました。

 海のゴミ掃除は非常に膨大で、しかも臭くて、イヤなものです。
「自分はゴミを出していないし、普段気がついたら拾っているから」
という理由で、こういった集まりに参加されない方が多いのですが、
大阪市と釣り場開放の社会実験を担当してきた者として言わせてもらえば、
釣り人の一般的な考え方は大変甘いです。
 実際にそこに釣り人のゴミが錯乱し、異臭がし、野良犬がゴミを食い散らかし、
ハエが飛び交い、そこにまた家庭ゴミが重なるように捨てられ、
帰り際の釣り人がまたゴミを置き、立入り禁止の場所でも
子供連れで堂々とフェンスを破って入っていく光景を見れば、
良識のある方なら誰でも「釣り禁止」にしなければならないと
思うのではないでしょうか。
もちろん地域の常連が毎日掃除をしながらマナーよく
楽しんでいる釣り場もあり、そういう場所は堂々と釣り場の環境を
守っているのは釣り人だと言えるのですが、
逆の場合はどうしようもありません。
今年は9月に「大阪港の全面立入禁止」の指定が実施されかけたのですが、
これも釣り人が出すゴミの問題や不法行為の問題を持ち出されたら
何も言い返せないわけです。
海の53を考える時、そういう厳しい状況にあるということを
まずご理解いただきたいと思っています。
 では、(個人参加者が)なぜそこまでして(その地域の)釣りを
守らなければならないのか? 
今までに何回も53ピックアップに来られている方々にはそのことが
分かってもらえると思います。
どんだけやっても、次の日にはまたゴミが捨てられている、
だけど、自分は拾い続ける。
それは他力的な自己完結だけを求める世相への私たち真の釣り人の
回答であるとも思っています。

 さて、当日の朝。
 会場には当日参加で1年ぶりに顔を合わせる仲間が何人も
来てくれました。嬉しいですね! 
 釣りビジョンを見て来ましたという地元のアングラーも居られて、
集合時間には70人を数える人が集まりました。
予定通り4地区に振り分けて、清掃活動に出発してもらいます。

 今回用意した掃除用具では、厚手のゴム手袋があります。
ゴミを集めるのはトングや軍手でもできますが、このエリアの問題は、
釣り人が釣り場の入口やコーナーに放置していく大量のゴミの山。
そのゴミ山のゴミ袋をいちいち全部開いて、ビンと缶を取り出して、
不燃ゴミと可燃ゴミに分ける作業が必要となるからです。
この係を担当した方にはご苦労をかけました。
アミエビなどのエサゴミがむちゃくちゃ臭い上に、
弁当なども混じってすごい汁が出ている上に、
それが衣服に一滴でもかかったりしたら、もう大変でした。
ゴム手袋をしていても中にまでにおいがしみるほどでしたから。

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 通路や道路のゴミも拾わないといけないし、
ゴミも分けないといけないしで、とてもハードでした。
いつもなら楽しんでやれるゴミ拾いですが、
実際「格闘」のようなものでしたね。

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霞ヶ浦防塵挺身隊のビデオを見ましたがほとんどいっしょだと思います。
どの地区も予定の時間を過ぎてもまだまだ終わらず、1時間延長し、
2時間半ほどの作業となりました。
ゴミ袋はだいたい300枚用意したのですが、それがぜんぜん足らないので、
各地区で買いに走ってもらいました。
 終了は12時頃となりました。

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集まったゴミは、次の日に貝塚岸和田クリーンセンターに持ち込みましたが、
小型トラックで4台分もあり、全部で1.2トン、処分費用は12,920円でした。
 しかし70人あまりでこれだけのゴミということは、
一人で約17kg、特大ポリ袋3袋分を集めたことになります。
これはかなり大量(大漁?)だと言えるのではないでしょうか。

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今回は本当に余裕がなく、釣りをできるような楽しい時間を
過ごしていただくことができませんでしたが、
ゴミを拾うことこそ釣りをする資格であると考えると、
参加した皆さんはすばらしい資格(つまり釣り人の誇り!)を
いっぱい釣り上げたことになります。
一生懸命やったことで、参加した人一人一人にそれが残ったと思います。
よい一日でした。

 なお、今回もキャップ協賛いただいたジャッカルさんをはじめ
たくさんの釣具メーカーさんに協賛していただきました。
ありがとうございます。

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参加賞としたほか、53活動費カンパとして販売させていただき、
39,000円の活動費になりました。

当日の収支決算は次の通りです。
 収入の部:
 参加料35,200円/グッズ売上39,000円/昨年度残金9,974円
(計84,174円)
 支出の部:ゴミ処分12,920円/レンタカー41,445円/燃料5,850円
/掃除用具13,294円/飲料7,120円/駐車場1,200円
/ボランティア保険2,100円
(計78,034円)
(繰越6,140円)
 以上、結果レポートとさせていただきます。

本当にありがとうございました。 

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■主催
NPO法人 水辺基盤協会

■主協賛
Jackall Inc. 

■その他協賛
AKASHI BRAND  魚矢  エバーグリーン・インターナショナル  OrangeFields  ガウラクラフト  (株)がまかつ  (株)クレハ  (株)SUNLINE  (株)ジャッカル  ジョイプラグス  谷山商事(株)  Chest114  Childheart  2トーン  TSUNAMI LURES  teat  西田釣具店  (株)ハヤブサ  (有)ヒヨコブランド  マルキュー(株)  ワールドバスソサエティー  ワイルドダンサー  ペヨーテ  カツイチ  偶然ルアー 

■後援
大阪市港湾局阪南港湾事務所 

■参加人数
76人

■ゴミ回収量
可燃ゴミ:90リットルゴミ袋158袋
不燃ゴミ:70リットルゴミ袋23袋
空き缶ゴミ:0リットルゴミ袋0袋
空きビンゴミ:0リットルゴミ袋0袋
ペットボトル:0リットルゴミ袋0袋
粗大ゴミの回収量:軽トラック1台分
(テレビ:1台 洗濯機:1台 タイヤ:2本)

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コメント

大阪湾53、ご苦労様でした。
海の釣りゴミは酷いですね。その臭いと量は、淡水を圧倒しますね。
でも、決して怯まないでください。怯んだらゴミに負けてしまいます。人間の出したゴミに。
で、悲しむのは水中の生き物たちです。
彼らが元気に暮らせるよう、そしてみんながいつまでも楽しい釣りが味わえるよう、少しだけ、私たちが働きましょう。情けは人のためならず…全ては自分に戻ってくるのですから。
萱間さん、スタッフの皆さん、そしてゴミ拾いに参加しくれた皆さん、ご苦労様でした。ボチボチと頑張りましょう!!