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第21回 霞ヶ浦防塵挺身隊 2008 開催リポート
報告:藤野佳織

第21回 霞ヶ浦防塵挺身隊 2008 開催リポート
報告:藤野佳織

3月15日土曜日。前日の大雨で水辺の状況が心配でしたが、
第21回防塵挺身隊は無事開催されました。
集合時間の朝9時。霞ケ浦河川事務所土浦出張所霞ポートには、
準備万端の参加者が今やおそしと、スタートを待っていました。

責任者・竹川正孝さんの挨拶の後、直ちに作業に取り掛かります。
精鋭たちは、初参加3名を含む37名。

今回の防塵挺身隊にはボート班は無く、代わりに3人ひと組でパーティを
組んだ3組のウエーダー班が、水郷橋までの上・中・下流に散らばりました。
上流組と中流組は船でポイントまで行き、下流組は岸から水中へ
エントリーです。
今回大活躍したのが、正会員の中根亘さんよりゴミ回収・運搬用に
ご寄贈いただいたFRP和船。
布川隊員がこれをアルミボートで引っ張りながら、
ウエーダー班が水揚げしたゴミを収集して回ります。

もちろん、いつものように洋汀丸の水揚げも半端な量ではありません!

前日の雨のせいか、いつもりより水が増えていたため
岸際のゴミが取りにくかったのですが、それでも隊員たちは何ら変わりなく
ゴミを拾います。

分別班の私は、初回のゴミが分別場に到着するまで、土手のゴミ拾い
(拾わずにはいられない体質になっていることに、今回改めて気づきました)。

パッと見は無いように見えて、実はわんさか出てくるゴミ。
これを、重箱の隅を突くように拾うのが防塵挺身隊です。
「無いように見えて、実はたくさんあるんですね!」と、初参加の土開さんは
現状を目の当たりにして驚いた様子でした。
そうです。足元の枯れた草木を掻き分けてみると、
次から次からゴミが沸いて出てくるのです。
大きな移動もせずに、ゴミ袋はすぐにいっぱいになります。

開始 30分後。分別場所に戻り、集まったゴミの分別に取り掛かりました。
水に濡れたゴミの多くは朽ちて、中には異臭を放っているものもあります。
突然、強い消毒液のような臭いがして、皆「臭い、臭い」を連呼しました。
この臭いは防塵史上初の種類で、いつもは使用済み紙おむつの
詰め合わせから漂う匂いを嗅ぎます(涙)。

また、防塵挺身隊では珍しくありませんが、常識的に考えて「?」と思う
ゴミのひとつが、注射器です。

今回は太・細併せて4本ありました。薬品のビンも4本。
身近な水辺に使用済み医療器具が投棄されているのです。
分別も命がけ。決して大げさではありません。
一歩間違えば、大事になりかねないのです。
ですから私たち防塵挺身隊は、蓋の閉まっているビン・カン・容器は
決して開けないようにしています。
何が入っているかわからず、非常に危険だからです。
■ 閉まっている蓋は開けない
■ ボール・ルアー・おもちゃはそれぞれ一箇所にまとめる
■ 変わった(特別な)ゴミは別にしておく
など、「危険回避」以外にも、分別時に暗黙の了解が自然といくつか
出来上がっています。

ウエーダー班が拾う
      ↓
バケツに入れ船でポートに運ばれる
      ↓
バケツの中身を一度地面に広げる
      ↓
分別班がいっせいに群がり分別しながら袋に入れていく

拾われたゴミが分別されるまでの流れです。
これがすっかり定着し、防塵挺身隊の活動は回数を重ねるごとに
無駄がなくなっているように感じます。

少し前から始まったのが、葦原の生育を妨げるであろう大小さまざまな
流木を拾い、処理しやすいようにチェーンソーを使っての切断です。
今回は『発泡箱砕き』が、新しく導入されました。
これまでは、発泡スチールの箱は重ねてまとめたり、
小さく砕かず袋に詰めていましたが、発泡スチールの箱を集め
複数人で踏んだりして粉砕し袋に詰め込むと、ゴミ袋の節約にもなること
がわかったのです。
ゴミ袋もゴミ拾いに必要なアイテムですし、タダではありません。
なければ困るわけですから、節約しながら大事に使いたいものです。

こうして、集め分別したゴミの詳細は以下の通りです。

<燃やせないゴミ>
瓶 20リッター袋×7
缶 20リッター袋×6と1/2

<燃やせるゴミ>
40リッター袋×11
30リッター袋×72
20リッター袋×21

<その他のゴミ>
クルマのパーツ各種・鉄くず多数・炊飯器1台・注射器4本・薬品瓶4本・
農薬瓶10本・灯油ストーブのタンク1個・座椅子3脚・工具箱1個・
アダルトグッズ詰め合わせ(?)バッグ1個分・タイヤ3本・
20リッターオイル缶1本・トラック用バッテリー1個・カサ1本・
蛍光灯と電球14個

道具無しではできないこと、人の力を集結してできること、
さまざまな工夫を凝らしゴミを拾い続ける私たち防塵挺身隊。
これからも皆で試行錯誤を重ねて活動の幅を広げて行きたいなぁ・・・
と思ったら、なんだか心がウキウキ小躍りしてしまいました。
この日の夜、初参加の土開さんから「また、是非参加したい」という内容の
メールを頂き、とても嬉しかったのと、今後参加してくれる人たちが皆、
同じことを思ってくれていたらなぁ......と思いました。

ゴミ拾いの大切さを理屈でわかっている人は世の中に
たくさんいると思いますが、ゴミ拾いの楽しさ・達成感を感じられるのは、
経験した人だけですから。


■主催
NPO法人 水辺基盤協会 

■主協賛
(有) エバーグリーンインターナショナル 

■その他協賛
吉田幸二  ワールドバスソサエティー 

■後援
(社)霞ヶ浦市民協会  国土交通省霞ヶ浦河川事務所  土浦市環境衛生課 

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コメント

防塵挺身隊の皆さん、第21回防塵挺身活動、ご苦労様でした。また、責任者の竹川さん、レポートを提出してくれた藤野さん、お疲れ様でした。
防塵挺身隊は、いろんな人が責任者をやったり、レポートを提出したりなど、個人が率先してリーダー行う活動団体です。防塵挺身隊のP斉藤さん(グリーンのロンT)は、山中湖53の責任者でもあります。この独立独歩の精神、自助自立の心得が、新しい日本スタイルを作るといっても過言ではありません。勇気と功徳、善行を示したい方は、是非、防塵挺身隊にご参加ください。