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第3回 東京湾53 PickUp! in YokohamaBay 2007 開催リポート
報告:エノキドユタカ

第3回 東京湾53 PickUp! in YokohamaBay 2007 開催リポート
報告:エノキドユタカ

2007年10月21日、横浜山下公園にて
「第3回東京湾53 PickUp! in Yokohamabay」が開催された。

昭和5年開園という歴史あるこの公園は、皆さんもご存じの通り、
観光&デートスポットとして有名な元町商店街や中華街、
みなとみらい、マリンタワーなどに囲まれ、非常に多くの来園者数を
誇る。自然の美しさや趣きを味わうことを目的とする風致公園の
中でも、独特の雰囲気が味わえるところも人気なのだ。

ジョギングや犬の散歩、公園前に建ち並ぶホテルに宿泊していた
であろう観光の人達が、早朝6時という開催スタッフ集合時間には
園内に溢れていた。今までいくつもの53 PickUp! に参加してきたが、
こんなにも多くの観光に訪れる人達の中で53 PickUp! の準備を
したのは初めてだ。

今回は、53 PickUp! 史上初のダイバーとのコラボレーション。
海をつくる会が毎年行ってきた山下公園の海底清掃に、我らが
東京湾53 PickUp! の力を組み合わせ、どれ程のイベントができるか
実験&挑戦的開催だ。中でも責任者の落合みゆき君が所属する
T.S.G.A.(東京湾シーバスガイド協会)バックアップの元、目の前の海で
捕獲してきた80センチを優に超えるシーバスや、タッチプールに収めた
ヒトデやナマコ、ウミウシ、展示水槽のダイナンギンポ、アミメハギ、
マハゼ、メバル、ウミタナゴ、メジナなど、多くの種類の生物たちが
観光客とイベント参加者の足を止め、視線を集めていた。

参加受付前から大盛況という不思議な状態の中、準備を終えた
東京湾53 PickUp! の誇る優秀な受付嬢たちにより、受付を開始。
受付を女性だけで揃えられる開催地というのも珍しいが、この
イベントが彼女たちの手際の良さに支えられているのは、
紛れもない事実だ。

今回のイベントは特別な形態を取るため、スタッフからいつもと
異なる当日の作業手順の説明を受ける。物覚えの悪い自分でも
見覚えのある方々に今回も来ていただいていることが、とても嬉しい。
第3回にして非常に繋がりの太い、素敵な心を持つ人が多く存在
する、この東京湾53 PickUp! を誇りに思う。

53 PickUp! の説明が終わったところで、海をつくる会の方から
開会の挨拶と、東京湾53 PickUp! 責任者落合君の挨拶、
そして水中清掃の注意、エリア説明の後、24時間体制で
東京湾の安全を見守ってくれている海上保安庁の方々(海猿)と
一緒にダイブ前の準備運動が行われた。

こうして、海をつくる会の呼びかけで集まった海底清掃班と
東京湾53 PickUp! 参加者からなる陸上清掃&分別班は、
それぞれの持ち場へ散らばり、清掃活動へ入った。

海底清掃班はわからなかったが、陸上班のゴミを拾う表情は
いつ見ても輝きを放ち、自信と達成感に溢れている。
人の嫌がることを楽しみながら行うことのできる彼らの行動を
見た通りすがりの観光客は、「釣りをする人がゴミを拾うとは
思っていなかった。ご苦労様。」と語ってくれた。

水中&陸上清掃班がその実力を発揮している最中に、メインステージ
前では迫力のある歌声を響かせるグループや艶やかなダンサーによる
ベリーダンス、フラダンスが披露され、彼女たちの素晴らしい
パフォーマンスに非常に多くの人々が見入っていた。
我々の活動を一般の方々にも理解・認知してもらうという課題を
解決するための糸口として、このような「見せる努力」も大切なことだと
実感した。

更に、生物展示スペースでは「さかなクン」が登場し、タッチプールへ
集まる子供達と一緒になってはしゃぐ大人へも、生物の解説を
してくれた。
彼の水棲生物に対する知識と思いが、たくさんの方に
伝わったことだろう。彼のように、生き物への正しい知識と命あるもの
への接し方を、ひとりでも多くの人に理解してもらえたらと思う。
水槽周辺に貼られた魚の特徴を非常に良く捉えたイラストも、
さかなクンの手書きであり、彼のイラストレーターとしての才能を
ご存じない方にも、お知らせしておく。

メインステージ前での様々な催しが終盤を迎える頃、ゴミ拾いメンバーが
続々とゴミ袋を持って集まりだした。朝から市の清掃員が公園内を清掃して
いたにもかかわらず、次々とゴミが持ち込まれていく。
ダイバーによるゴミもかなりの成果を上げており、水辺には様々なものが
ゴミとして存在することを目の当たりにする。

海上保安庁の皆さんから、救急救命についてのレクチャーがあり、
自動体外式除細動器(AED, Automated External Defibrillator)
の使用法や心臓マッサージ&人工呼吸の細かなアドバイスを
受けることができた。こういった機器が必要な緊急事態では
誰もが慌ててしまうため、可能な限り実際に体験し、体で覚える
ことが大事だと思う。
心臓マッサージは、「となりのトトロ」のリズムに合わせて行うと
良いと教えていただいた。このように、覚えやすい事例を得られるのも
トレーニングと実戦を重ねたプロフェッショナルがいてくれるお陰。

石井造園様からご協賛いただいた広葉樹の苗木を
参加者全員にお渡しした。これは、横浜市の推進する
150万本植樹行動」事業にも深く関わるものだ。
昭和50年当時に市の約45%を占めていた緑が、30年後には
31%にまで減少してしまったことを受け、市民・事業者・行政が
一体となって平成21年までに150万本の木を植えようという
活動である。家庭ゴミの分別や植樹など横浜市の取り組みは、
環境への負荷軽減だけでなく、市民の意識向上にも大きく作用
していると思う。横浜市のように、行政が住民を引っ張っていく
形が取れないと、環境問題は解決に向かえないのではないだろうか。

ゴミ拾いの合間に、子供達が一生懸命ドングリを集めて来てくれた。
第1回東京湾53 PickUp! からご参加頂いている「日本熊森協会」の
方々へ、ドングリのなる森を広げるために寄付をさせていただいた。
このように今回の53 PickUp! は、ダイバー、釣り人、植樹、熊森と
なかなか交わることのない活動を見事に紡ぐことができたと思う。
責任者とスタッフの頑張りを心から讃えたい。

最後に、ご協賛いただいたたくさんの商品のオークション結果を
発表。スケジュールの都合上、今回は入札形式でオークションを
行ったが、ご参加いただいたみなさんが納得のいく価格で
素敵なものを手にしていた。環境問題を真剣に捉え、毎回多くの
商品をお送り下さった40を超えるご協賛各社に感謝するとともに、
今後も53 PickUp! 活動が一丸となって行けることを祈りたい。

ご参加いただいた107名の53 PickUpper と、都合が付かずに
参加費をご寄付いただいた8名の方々、あわただしく進行する
スケジュールの中でお手伝いいただいたスタッフ並びに、
忙しい合間を縫って責任者としての段取りを果たしてくれた
落合みゆき君、新たな取り組みとして53 PickUp! と協働活動を
していただいた「海をつくる会」の皆様に、心よりお礼を。

2007年11月18日(日)野島公園にて開催する、第4回東京湾53 PickUp!
もよろしくお願いします。

■主催
NPO法人 水辺基盤協会 

■主協賛
(株)ティムコ 

■その他協賛
アークス根岸店  (有)アトリエ・ボイル  アングラーズリパブリック  石井造園(株)  魚矢  エバーグリーン・インターナショナル  オフト(株)  横浜サンスイ  (株)シマノ   (株)ジャッカル  シーバスガイド Sweetwaters  (有)スカジットデザインズ  (株)スミス  (株)双進  ダイワ精工(株)  (株)タウンニュース社  谷山商事(株)  (株)ツネミ  (株)つり人社  (株)デュエル  バスデイ(株)ジップベイツ事業部  ハルシオンシステム  シーバスチャーターボートBayFighter  マルキュー(株)  (株)ヤマリア  ラパラジャパン(株)  ワールドバスソサエティー  マングローブスタジオ  (有)ロデオクラフト  (株)ザップ   (有)リトルプレゼンツ  (株)タックルハウス  東京湾シーバスガイド協会  カフェティアラ本牧  田丸 浩  パラス・フィッシング・ガイド・サービス  (株)谷川商店  (株)ニチオリ  妹尾昭信 

■後援
NPO法人 海をつくる会 

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コメント

沢山のご指導心から感謝いたしております。
水辺基盤本部の方々が10年以上こつこつと活動をなさってくれていた結果、私達はスムーズに開催をする事ができます。
このホームページは全国の方々が見てくださっているんだ!!だからこそ、しっかり開催しなければいけない!そう!東京湾のスタッフ一同思いは1つ!1人1人熱いんです!第4回レジンペレットの回収も楽しい企画満載で♪開催いたします♪
ありがとうございました。

落合君、53 PickUp! お疲れ様でした。
12年間続けてきた53 PickUp! の中でも、これほど多くの他団体との協働作業を行ったことはなかったと思います。この記念に残るイベントを開催するために、大変な時間と労力を費やしてくれた責任者とスタッフに感謝を。また、色々な形式での開催にも熱い思いを抱きご参加いただいている、100名以上に上る方々と、開催をバックアップしていただいているご協賛各社に心からお礼申し上げます。このサイトを見て入会していただく機会も増えてきました。今後も当協会の活動にご支援とご尽力を頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。

東京湾53、お疲れ様でした。いろんなスタイルで、いろんな人が参加する…理想ですね。
今後もマイペースで頑張ってください。焦ると息切れしますので、自分のペースを守り、魚釣りを楽しみつつ。責任者並びにスタッフの皆さん、そして参加くださった皆さん、ご苦労様でした。命の源である海を守ろう!

お疲れさまです!!
今回で3回目の参戦でしたが、
回を重ねるごとに凄まじい勢いでスケールアップしていることに驚きを隠せません!!
もはや、ボランティアとかエコとか言うスケールでは無い気がします!!←いい意味です!!
全員が楽しむ運動会的なイベントに発展してとても充実した時間を過ごせたことは大変良い方向に向かっているのではないかなと思いました!!
そして、みゆきさんをはじめスタッフの方々の暖かい人柄と毎回素敵なお土産に仲間一同、感謝・感激しております。
次回も気合入れて行きますよ~
レジンペレット絶滅を目標に頑張ります!!

おくってぃの書き込み通り、全国69ヵ所に広がった53 PickUp! の中でも、急成長を遂げている東京湾!まだ3回目にも関わらず、他エリアとは明らかに異なる動きを見せ始めています。23回目の霞ヶ浦でも新しい試みが行われましたし、53 PickUp! がバージョンアップしつつあります。この流れが、全国へのお手本となれるように続いて貰えたらと思っていますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。