
第10回 53 PickUp! 秋の陣 in 牛久沼 2007 &
第10回 53 PickUp! 秋の陣 in小貝川下流 2007 開催リポート
報告:エノキドユタカ
2007年9月2日、記念すべき第10回となる牛久沼&小貝川下流の53 PickUp! が
開催された。遂に牛久沼&小貝川下流53 PickUp! を体験できる時が来た。
過去の開催リポートを見て、とても楽しそうに開催されている
この牛久沼&小貝川下流の53 PickUp! (以下、牛久小貝53 PickUp! )へ
かねてから参加してみたいと思っていたが、実は今回が初参加だ。
所用で前日は霞ヶ浦に居た牛久小貝53 PickUp! 初心者は、
カーナビで集合場所である「きらく山公園」を検索したが見つからず、
ナビ画面上で牛久沼周辺を探し回り、やっとそれらしい名前が。
土浦市街地から40分程度の距離だったが、到着した場所で
牛久小貝53 PickUp!のバナー(横断幕)を発見。

そこにある看板をまず最初に確認すると、
「きらくやまふれあいの丘」が正しいようだ。

しかも、石に刻まれている「山」は正式名称ではなく、
ひらがなが正解らしい。(後日、つくばみらい市のサイトでも確認済み)

今後、ご参加いただく皆様のためにも、集合場所を住所で表記しておく。
「きらくやまふれあいの丘」茨城県つくばみらい市神生530(クリックで地図表示)
集合場所には、牛久沼53 PickUp! 開催責任者のW.B.S.蛯原英夫プロと
小貝川下流53 PickUp! 開催責任者のJB峰正寿プロ、影でこのイベント開催に
多大なる尽力をしてくれているJ.B.A.永井宏一朗氏、そのほかにも非常に多くの
トーナメントに参戦しているプロアングラーの顔が見受けられる。
このメンツを見ただけで、いかにここのゴミ拾い開催スタッフの人望が
厚いかを理解することができる。
更には、「この間、直接入会申込をしてくれた彼もいるな。どこで入会して
くれたんだっけ?」と一瞬考えさせられた人の姿も。
というのも、霞で会った記憶がない。
あぁ、そうだ!W.B.S.桧原湖オープントーナメントへ顔を出したときに、
参戦していた福島在住のトーナメンターだ。
彼も半ば強引に(笑)友達を連れて来てくれている。

ゴミ拾いの注意事項と回収・分別方法、担当地区の割り振りなど
一連の説明を受けた後、4つに分かれたそれぞれのグループごとに
回収場所へ散っていく。蛯原君と各回収場所を回りその様子を
記録するため、彼の車に乗り込んだ。
最初に向かったのは小貝川の水門が見えるエリア。
ここは駐車スペースが確保できることもあり、
吸い殻やバーベキューグッズ、ペットボトル、栄養ドリンクビンは
もちろん、車のドアといった許し難いものが転がっている。
子供達のアイドルまでもが、ゴミへと変身していた。




ここで活躍していた中学生4人組とお父さんに連れられた小学生。
話を聞くと、中学生チーム内のふたりは蛯原君にフィールドで声を掛けられ、
前回から参加しているらしい。そのふたりが友達を誘って来てくれた。

小学生とお父さんのペアもまた、素敵なチームワークを見せてくれていた。
ゴミ処理費のお礼として手渡されたゴミキャップがフィットするころまで、
彼がこのイベントへ参加し続けてくれるよう、切に願う。

以前、東京湾53 PickUp! リポートでも書いたが、彼らのような次の時代を
背負ってくれる人達が、このイベントに参加してくれることが何より嬉しく、
われわれの思いを広く、長く、伝えていってくれるに違いない。
こういった若い世代を引き付け、見守りながら、互いに育っていくことこそ、
自分たちにとって非常に重要なことだと思う。
大切なのは、決して誰かのためでなく自分のためにするという、強い信念だ。

荒れ放題のエリアであったが、そこはやる気満タンの53 PickUp! 参加者。
その程度のゴミには驚きもせず、黙々と回収作業を行っていく。
結果は推して知るべし。


次に向かったのは、細見橋周辺。
既にW.B.S.小田島悟プロチームが、中から油分の吹き出したドラム缶や
テレビなどを回収していた。

彼らの持つフィールドへの思いと内面から溢れる余裕は、
この笑顔を見れば、一目瞭然。
アングラーとしての輝きは、決して釣りをしているときだけに見せる姿が
全てではなく、ふとした日常にまで滲み出ている。

細見橋を挟んだエリアでも、汗を流す3人組の姿があった。
彼らも参加回数は少ないようだが、このイベントの主旨を把握し、
レギュラーメンバーと比べても遜色ないパワーを発揮している。

ゴミ拾いとは文字通り、単純明快。
誰にでも熟練者への道は用意されている。
当協会の誇る、ゴミ拾いのエキスパート「防塵挺身隊」は、
53 PickUp! 参加者の中から生まれた精鋭部隊だが、
決して任命された者に与えられる資格ではない。
年2回の53 PickUp! だけでは物足りないほど、
フィールドを思う気持ちと、参加する心意気を持ち合わせている人
の集まりだ。
きっと、牛久小貝53 PickUp! のような熱いエリアからも、
防塵挺身隊員が生まれてくることだろう。

スタッフを務める若者達の非常に機敏な反応を見れば、
この開催地が素敵な人間関係の上に成り立っていることに気付く。
彼らの辿るべき道は、いくつもに枝分かれしようとも、
最終的に同じ方向を向いていることが大切だ。
その先を指し示すリーダーの偉大さは、
彼らが身をもって感じているに違いない。


いつの間にか新しい仲間が増えるという状況は、決して偶然ではない。
関係者の努力が有ってこそ。
蛯原君は、移動先で出会った釣り人に何の躊躇いもなく話しかける。
「どう、釣れた?ここより、○○の方が良いと思うよ!
今日、ゴミ拾いやってるんだけど、冬にもやるから次回はおいでよ。
釣りのうまいヤツが集まっているから、仲良くすると色々教えてもらえるぜ。」
他人への影響力を持つ人は、必ずと言い切れるほど自分がまず動く。
スポンサーのロゴを胸に掲げ、プロとしてやって行くには「釣りがうまい」
のは当たり前:最低必要条件に過ぎず、その行動全てが周囲への手本である。
こうして輪は広がり、太くなっていく。

全てのグループを時間内に追いかけることはできなかったが、
ここでタイムアップ。
回収したゴミがきらくやまへと集まってくる。
峰君曰く「雑草の少ない冬の陣の1/3ぐらい」ということだが、
トラックに積まれた努力の塊は、今日ここへ集まってくれた人達が
作り上げた結晶だ。
悪臭を放ち、触れ難い汁を垂らす水辺のゴミを回収するため、
5台ものトラックを提供してくれる男達へも、敬意を表したい。


参加してくださる皆様が、暑い日も寒い日も快適に過ごせる会場。
牛久小貝の責任者&スタッフが長い時間と労力を掛け、
貸し出し許可交渉を重ねた結果だ。
ここで昼食とビンゴ&オークションが開催される。

スタッフが用意してくれたお弁当とお茶を頂き、一休み。
ビンゴとオークションの賞品は、リールやロッド、ビデオ、DVD、ルアーから
カメラ付きドアフォンまで、面白グッズを含め多数。
ご協賛いただきましたスポンサー各社には、心よりお礼申し上げます。

強面販売員とおもしろ販売員が、1枚300円、4枚1000円という
ビンゴカードを売りさばく姿は「こいつら、これだけで充分食っていけるな。」
と思える程、手慣れたもの。コントを見せられているうちに、
大量のビンゴカードが手元にあるような感じ。

ヤツらの後輩じゃなくてホントに良かったと安心していると、
まんまとターゲットになった後輩を発見。
まるで「ビンゴしに来ました」状態。
「昨日の夜、電話で明日ゴミ拾いだぞといわれ、福島から来ました」
こんな後輩もイベントを盛り上げるための大切な一員だ。

イベント終盤に水辺基盤協会の会員募集のお知らせをすると、
心ある方々にご入会いただいた。
豊かな水辺環境を目指し、今後も活動を続けて参りますので、
変わらぬご協力をお願いいたします。

こうして大盛況のイベントは、幕を閉じた。
ご参加いただいたたくさんの方々、ご協賛・ご後援各社並びに
開催に多大なる労力と時間を割いていただいている
関係者の皆様に、心よりお礼申し上げます。
期待を裏切らぬ内容とゴミの量、そして何より釣果を体験しに、
皆さんも一度「牛久沼&小貝川下流 53 PickUp! 」を
訪れてみてはいかがだろうか。


なお、今回の第10回 53 PickUp! 秋の陣 in 牛久沼 2007 &
第10回 53 PickUp! 秋の陣 in小貝川下流 2007
の模様は釣りビジョン(蛯原カメラマン)で放送予定です。
お見逃しなく。

報告:エノキドユタカ
■主催
NPO法人 水辺基盤協会
■主協賛
(株)ティムコ
■その他協賛
JA茨城みなみ エバーグリーン・インターナショナル Luckycraft マルキュー(株) 一竿堂 (株)スミス (株)ジャッカル マーキュリージャパン SHARK01 (株)内外出版社 今江克隆 mine'ファクトリー ワールドバスソサエティー イマカツ 桂 裕貴
■後援
取手市 つくばみらい市 伊奈町消防団 J.B.A.