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「第1回 土佐市環境フェスタ」に参加して・・・ 
報告:高知県立高知海洋高等学校フィッシング部

 ワールドバスソサエティ(以下W.B.S.)や水辺基盤協会
その他多くのご協力のもと、高知県土佐市を流れる波介川の
清掃活動を行ってきた高知県立高知海洋高等学校フィッシング部は、
2007年06月24日(日)12:00~16:00の日程で行われた
「第1回 土佐市環境フェスタ」に出展・参加してきました。

当日は朝から準備をし、12:00の開会式に続きフェスタが始まりました。
フィッシング部のメンバーも、展示だけでなく「低温実験」など
多くのプログラムに参加しました。


 以下、県立高知海洋高等学校フィッシング部が
「第1回 土佐市環境フェスタ」に展示しましたパネルの文章です。

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1.はじまりは・・・
 波介川沿いに住む元PTA会長さんが
「波介川汚いねぇ。綺麗にする方法ないろ~か?」
(綺麗にする方法はないだろうか?)
「例えばョ~ フィッシング部で釣り大会やって空き缶拾うてきた
(拾ってきた)子供は参加料タダとかそんなんはできんかねぇ」
この言葉でした。

 その頃県立高校には21ハイスクールプランというのがあって、
学校独自の企画を出して認められれば予算がつくと言うことでしたので、
さっそくその話を校長先生に持っていき、ダメ元で企画を上げてみれば
予算がつきました。

2.協力者
 それからこの企画の実現に向け各方面と話を煮詰めていきました。
まずは地元土佐市生活環境課。
高知県土木事務所。
高知県教育委員会。
各釣具店。
そして、水辺のゴミ拾い活動をしているW.B.S.という団体。
そして、2005年 波介川クリーンアップ釣り大会を開催すること
ができました。第1回目は多くの参加者に恵まれ
成功裏に終わりました。

3.継続のために
 この活動を長く続けて行くにはどうしたらよいか・・・
第1回目で一番苦労したのが釣り大会の賞品集め。
高知県からは「県立高校がやることなので、賞品の無償提供は
OKだが、頂いたところの宣伝をしてはダメ」ということでした。
そうなると、初めのうちは賞品を提供下さる方々も次第に尻すぼみに
なっていくのでは?と考えました。
 そこで、水辺のゴミ拾い活動を長く続けているW.B.S.に
再度相談をすると・・・
W.B.S.の行っている53 PickUp! というゴミ拾いイベントに乗っかれば
毎回参加記念品と少々の賞品を無償で提供できますとのことでした。
学校内で相談のうえ、次回からは波介川53 PickUp! 釣り大会と
することにしました。

4.活動報告
 おかげさまをもちまして、以来、毎年2回(大雪で中止にした
こともありましたが・・・)のペースで回を重ね平成19年3月で
7回を数えることができました。
ひとえにご協力とご参加の皆様のおかげと感謝しております。
                  (以下写真展示)

5.Q&A
Q: なぜ、海洋高校が川の清掃をするのか?

答え1: 川は海へつながっています。
川を綺麗にすることは海を綺麗にすることにつながります。

答え2: 海洋高校ではこの他に毎年学校近くの海岸を
全生徒で清掃する日を設けております。
これだけでは十分とは言えませんが、海も川もきれいにする
目的でやってます。

答え3: このイベントの運営はフィッシング部が中心になって
行っていますが、フィッシング部の部員の多くが波介川で釣りをし、
「ゴミで汚いなぁ」と思っているからです。

答え4: 波介川は海洋高校のある土佐市を流れる地元の川です。
親しみを込めてやってます。


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 以上のこと+水辺基盤協会から頂いたものを
パネルにして展示しました。
併せて、昨年、海洋高校の生徒が研究した
「発見!絶滅危惧種浦ノ内湾の干潟の研究」という題のプレゼンを
フェスタ用に少し改良してスクリーンに映しました。
身近な自然環境を認識してもらおうと思ったからです。

 海洋高校フィッシング部のブースには何人もの人が立ち寄り、
展示を興味深そうに見てくれました。また、プレゼンを熱心に見た後、
色々と質問攻めにも遭いました。
多くの方は普段、何気に見ている川や近くの海岸に多くのゴミがあり、
そして貴重な生物が暮らしていることに驚きと再認識をしてくれていた
ように思います。

 ただ思うことは、「環境」って難しいと言うことです。
例えば、フェスタのとある参加ブースにEM菌を使った川の環境浄化の
展示がありました。EM菌の効果により川が綺麗になり、
悪臭が少なくなったというものです。
しかし、漁業者からはこの事業以来特定の種類の漁獲が
減って困っている、との声を聞きます。
直接因果関係があるのか、あるのであれば
「あちら立てればこちら立たず」
になりますし、対処に苦慮することになります。
良い取り組みと思うのですが、微妙なバランスのなかで自然が
成り立っていることを思えば、どこに焦点を当てるかで見方が
変わってきてしまいます。
 しかし、黙って見ていても変わらないこともあります。
色々と風当たりもありますが、出来ることをやって、
真摯に取り組んでいけばいつかは認めてくれるのではないか
と思っております。
少なくとも、水辺のゴミを拾うことは処理方法さえ間違えなければ
誰にでもできる、気軽にできる、そしてそのことによる弊害の少ない
行為だと思っております。
ゴミ拾いをするときに先輩に教えられた言葉があります。
「捨てる人は拾わない。拾う人は捨てない。」
拾う人を1人でも増やすことができればゆくゆくはきれいな水辺、
きれいな街になっていくのではと信じています。

報告:高知県立高知海洋高等学校フィッシング部

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コメント

第一回土佐市環境フェスタの報告、ありがとうございました。少しずつですが、地道な活動が認められつつあります。できることをコツコツと。このスタイルで今後も清掃活動を続けましょう。ご苦労様でした。