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報告;吉田幸二 »

とどまる塊

------------「ゴミ、見つけた」 Vol.44

MTBを蹴って、自宅から30分弱の多摩川へ行きました。
最後に訪れたのは4年くらい前。
その時は夏ということもあり、BBQのグループや家族連れで賑わっていました。

でも粉雪混じりの小雨がそぼ降る今日は、小物釣りのおじさん数名と河川工事の作業員、
遠くのグランドに草野球、草サッカーを楽しむ人々の姿しか見えません。
家族連れやBBQのグループは皆無。

河川敷を見渡すと以前とは違う光景が広がっていました。
思わず声に出してしまうほど、河川敷は一変。
「ゴミがない!?」
そう、殆ど全くと言っても過言ではないほど、目立ったゴミがないのです。

と思いきや、遠くの水面に白いものが浮かんでいるように見えました。
「コンビニ袋だな。水辺定番のゴミだ」と思いつつ目を凝らすと、
その白い物体は一羽のシラサギでした。

「ゴミじゃない!」
またしても声を出してしまった私の前方を横切った美しい青の物体。
カワセミが小魚目掛けて水面に急降下しているのです。
美しい青緑のカラダを誇らしげに私に見せつけながら、
これまた得意げに魚を捕っていました。

最後に訪れたときは、コンビニ袋やペットボトル、BBQの残骸、
不法投棄のバイクや自転車で目も当てられないほどだったのに。
散歩がてら暫く歩いても、ゴミらしいゴミは落ちていません。
河川敷だけでなく、水の色も変わっていました。
排水垂れ流で茶色く濁った泡混じりだった水が、底まで見えそうなほど澄んでいました。

「……えっ~!?」
三度声を出した時、
流木・枯れ枝・ビニール・ペットボトルetc……で出来た巨大なゴミのお化けが現れました。

世田谷区と川崎市を繋ぐ道路の橋脚耐震工事の為に仮設された作業用橋の橋脚に、
増水時に絡んだであろう無数のゴミが徒党を組んでいたのです。

多摩川は、山梨県甲府市から始まって東京都大田区の羽田で海に出るまで、
1都2県、30市町村区を流れるのです。
世田谷区に着くまでの28市町村で捨てられたゴミが流れて来て、
河川大増水の折にこの地にとどまった。
平水時には水面へも届かない位置にとどまったゴミは、
大増水の度に仲間を呼び、巨大なゴミの塊を作り上げたのでしょうが、
でも次の増水時には、アッという間に海まで流れてしまうかも知れない危険な状態。

とどまる塊の運命は!?

文と写真:藤野佳織

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皆さんの心の雄叫びリポートを待っています。
リポート提出には、都道府県と水辺の名称を必ず記入してください。
もちろん、画像があれば最高ですし、ハンドルネームでOKです。

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コメント

確かに! このゴミはやがて東京湾へ。悲しい事に母なる海に流れてしまうのです。

環境を見つめたとき、先ず私たちのできる事・・・それはゴミを出さない事と、ゴミを水辺から拾い上げ処理する事でしょうね。藤野さんをはじめとして、皆さんの活動に拍手を送ります。

益々のご発展を!!

本当にお化けのようですね。
今にも襲いかかってくるかのよう!
人間が暮らしている限りごみは出るのでしょうから、少しでも減らすことを考えないといけませんね。